ももクロの紅白”卒業”騒動について #momoclo


既報の通り、ももいろクローバーZは2015年のNHK紅白歌合戦に出演しないことが決まった。
NHKからの出演者発表とほぼ前後して、公式サイトから流れてきたこのリリースでタイムラインが大混乱に陥った。

モノノフのみなさんへ NEWS – 週末ヒロイン ももいろクローバーZ オフィシャルサイト

モノノフのみなさんいつも応援ありがとうございます。
ももいろクローバーZは紅白歌合戦を卒業します。
ありがとうございました。
冬の軽井沢、5大ドームツアー、そしてその先も
私たちは私たちのやり方で、みなさんと一緒に「私たちの道」を歩き続けます。
ど真ん中しか歩きません。

週末ヒロインももいろクローバーZ

同時に単独での年越しライブ開催も発表された。

率直に申し上げて「ももクロは紅白から逃げたのではないか」と感じた。
今年初頭からのシングル3連発は当初の期待ほどセールスが奮わなかった、と言わざるを得ない。
最初がKISSとのコラボ曲、次が自らの主演映画「幕が上がる」のテーマ曲、最後が映画「ドラゴンボールZ」の主題歌と、いずれも注目は集めたのだが、どの曲もオリコンウィークリーチャート1位を獲得できなかった。
そして結局、「ももクロといえばこれ!」という楽曲を今回も生み出せなかった現状。落選もあり得る話であったと思う。
相変わらずライブでは高い動員数を保っているものの、まだまだ世間一般に向けて広くアピールを続けていかねばならないのではないだろうか。
「笑顔の天下」という遠大な目標を掲げているのなら、尚の事であろう。

そのアピール手段として、「昭和の遺物」と揶揄されることがあるとはいえ、やはり無視できない影響力を今も保っているのが「紅白」だと思う。
今回落選はしたが、前掲の通りももクロのアーティストパワーが落ちているわけではないので、来年以降再び選ばれる可能性は充分あったはずだ。早見あかりさんとの紅白での再会という約束もあるわけだし。
しかし、「紅白からの卒業」を表明するということは、その扉すら自分の手で閉ざしてしまうことになるのではないだろうか。
たった三度の連続出演の後、一度落選したから「卒業」とは、「『笑顔の天下』を取る戦いからの卒業」なのか、とすら考えてしまった。
結局川上さんは「落選して悔しい」とツイートし、メンバーそれぞれに「悔しい」「残念」とブログに書いたので事実上「卒業」は否定されたのだが、公式サイトからのリリースとは微妙なズレが残ったままだ。

ももクロの最大の魅力とは、いつも予想外に世間をびっくりさせることではない。
魂の奥底から叫ぶような歌であり、見る者を無条件に圧倒するライブパフォーマンスであると思う。
それを世間に知ってもらうには、自らの存在をアピールし続けなければならない。
音源を出し、ライブを重ねる、メディアへの露出を欠かさない。
時には世間の期待をいい意味で裏切る「奇策」も必要だが、そればかりでは限界が来る。
国立競技場のライブまでやってのけたグループには、しっかりと「ど真ん中」を歩んでもらいたいのだ。
それは自己満足の「ど真ん中」ではなく、まだももクロを良く知らない人たちの心にもちゃんと響く、「ど真ん中」である。
面倒くさいことも多いだろうが、時には昔ながらの手段に委ねることも必要だと思う。

運営は自信がないのだろうか。
大丈夫。「ど真ん中」でちゃんと伝えれば、彼女たちの歌とパフォーマンスはたくさんの人の心に響くはずだ。
私がそうだったんだから。皆さんもそうでしょう?

ももクロとその運営には、どうか来年以降の紅白への復帰を目指して、素晴らしい楽曲とライブ、そして露出を欠かさないで頂きたい。
「笑顔の天下」はまだ遥か遠い雲の上。その道のりに「終わりはない」はずだ。
愚直に頂点を目指して歩み続けることを、私は願うばかりである。

1 個のコメント

  • […] アイドルは「ファンタジー」だと言う人がいます。 その舞台裏を見せようが隠そうが、ファンタジーがあること自体を前提として成り立っているのがアイドルであると、私も思います。 嫌な表現をすると「ファンタジーの囚人」とも言えるでしょうか。 翻って「ステージで見たまんまの5人」「表裏がない」などと言われ続けて来たももクロですが、私は3年前の「紅白卒業騒動」で、「ももクロもまたファンタジーの囚人だったのだ」と認識してしまったのです。 だって公式サイトのリリースにせよ、直後のメンバー各々のブログでの言及にせよ、「本音」を言っていないのは明らかだったじゃないですか。 「本音」の中身は分かりませんが、少なくとも「”本音と建前”がももクロにもあったんだ」という厳然たる事実が露呈したのは間違いないと思います。 […]