日曜の夜に京都磔磔まで首振りdollsとスキマノザラシを観に行った


先週日曜のお話。

そもそも、自分のお店で首振りdollsをヘヴィーローテーションさせていたこの方(5年間お疲れ様でした!)が、十三ファンダンゴで出演していたのを「行きたかったなぁ…」とこぼしていたのが始まりだった。

そいや私も翌週の8月2日にあるソウル・フラワー・モノノケ・サミットのライブで行くつもりだった会場=京都磔磔(たくたく)への道順を調べておこうと、公式ウェブサイトにアクセスしてみたのだった。
(モノノケ・サミットのライブ自体は、翌週色々あって疲れ果てたので結局行けなかったんですが、まあそれはいいとして)

そしたら「首振りdolls」の名前があるではないか!
スキマノザラシ」とツーマンか。聞いたことない。バンドなのかな?
しかも「当日券あり」と書いてある。

この巡り合わせはきっと運命だと得手勝手に解釈して、日曜の夕方に京都四条河原町まで出ることにした。

阪急河原町駅で下車、11番出口から地上に出る。
暑い。ひっきりなしに行き交う車の合間から、アスファルトに跳ね返って来た西日が眩しい。
いかにも京都な住宅街をくぐりぬけたところに、エアポケットのようにある古いハコ。それが磔磔だ。

開場時間になって中に入るともう、41年の歴史と伝説の重みが積み重なってぐわっと襲い掛かってきた。
壁に、過去ここでライブをしたアーティストやバンドの名前が書かれているのだけど、そのメンツがとんでもなさすぎて、うおおお、と唸ってしまった。

会場壁面1

でも、苦しさはない。だってその積み重ねの向こうには楽しい音があるから。

会場壁紙2

とりあえず御託は抜きにして、サッポロ黒ラベルを引っかける。

サッポロ黒ラベル最高です

当初そんなに人はいなかったのだけど、開演間際になるとさすがに増えて来た。
ステージの最前に、ビール函をひっくり返して椅子にして鎮座している数人の女の子が、興奮気味に周りと騒ぎ合ったり、今日行けなかったであろう友だちにLINEで話しかけている。

アナウンスもそこそこに不意に照明が消え、いよいよ開演。
ステージの下手にも上手にもスペースがなさそう、と思ったら、客席の後ろの階段からスラっとした男性が3人、ステージに向かって歩いてくる。なるほど、楽屋は2階なのね。

最初は首振りdolls。

首振りdolls

ドラム&ヴォーカルのnaoさん、ギターのジョニーさん、ベースのジョンさんの3人組。
音はパンクやハードロックをあれこれ融合させたものだけど、メロディにどこか昭和っぽさを感じさせる、独特の雰囲気がある。
まずnaoさんのヴォーカルが強烈! 音源では何度も聴いていたけど、生でここまでバシッと届く声だとは思わず、正直びっくりした。

ジョンさん降臨

そしてライブパフォーマンスが熱い! フロントマンであるnaoさんがちょっと繊細で人見知りっぽいのを、社交的なジョニーさんとジョンさんがサービス精神旺盛に支えている雰囲気。
3ピース特有の音の薄さなんか全くなし。これは当たりだわ。

1時間ぐらいでライブは終了し、しばし休憩。
ステージ最前列の客は入れ替わり、どうやら次のスキマノザラシのファンになった模様。しかし首振りdollsのファンはちょっと後ろで全員行儀よく座っている。
ちゃんと対バンのライブも観ていくんだなぁ。音楽が好きなんだね。いいね。
どうせ京都まで来たんだから、と私も最後まで観ていくことにする。

そしてスキマノザラシ登場。

スキマノザラシ

ヴォーカルのミズカミさん、ギターのItoigawaさん、ベースのBrodaqさん、ドラムのDr.Jさんの4人組。
開始直後にドラムのタムが落ちるトラブルがあったが、全く慌てずにライブは続行。
正直最初はミズカミさんのヴォーカルが弱い感じがしたけれど、ジャンルによるカテゴライズが馬鹿らしくなるぐらい様々な要素が折り重なった音や楽曲を聴くにつけて、そんなことは瑣末な問題だと気がついた。
ギターのItoigawaさんが歌う場面はちょっとしたスパイスだったか。それ以外はずっと、終盤に向けてエンジン全開になってきたミズカミさんのパフォーマンスに、見入ってしまっていた。
これは何なんだ。すごい。自分の語彙の少なさが呪わしくなる。

アンコールを受けて最後は、2バンドのセッション。

笑顔でセッション

先輩であるスキマノザラシに気を遣ってやや引き気味にステージに立つ首振りの3人。でもすごく楽しそう。
楽曲は全然知らなかったけど、それでも楽しめたのは、きっとこの2つがとてもいいバンドだったからだろう。
日曜の夕方に、京都に出向いた甲斐があったというものだ。

今年はこういうライブハウスのイベントにもっと足を運んでみようと思っている。
ここ数年、ももクロのライブばっかしだったからね。