セッション(原題:Whiplash)


前から興味があった映画だったけど、なかなかタイミングを逸してしまって。
シネ・リーブル梅田でのレイトショーを捕まえてやっと観に行くことができた。

ジャズドラマーを志して名門・シャッファー音楽学校に進学したアンドリュー・ネイマン(マイルズ・テラー)は、校内一の名指揮者であるテレンス・フレッチャー(J・K・シモンズ)に見出される。
しかし、フレッチャーの常軌を逸した指導と罵倒、そして横暴に翻弄されつつ、アンドリューもまた音楽、ジャズドラムの狂気にさいなまれ、のめり込んでいく、というあらすじ。

何かとJ・K・シモンズの怪演ばかりが取り沙汰されるが、マイルズ・テラーもシモンズに誘発されるように自らの中の熱情、いや狂気を引きずり出して見せつける、名演だったと思う。
フレッチャーとアンドリューの、殴り合うように憎悪が塗り重ねられていく中で、どこかでジャズで繋がって、お互いを理解していく様が圧倒的だった。
終盤はもう、意味なく映画館で叫びそうになったもの。

この作品は、出来れば映画館で、DVD/BDでも「ながら視聴」はせず、全神経を集中して観て頂きたい。
音楽のクソったれさ、そして素晴らしさがよく分かる映画なのではないだろうか。