大阪なんば BEER STAND LACHEN(ラッヘン) – さよなら、また7月に


ラッヘン夜総合点★★★★ 4.5

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不肖からふね、そんなに強くないけど、呑むのは好き。
いつも誰かと呑みに行ければいいし、しかもご一緒できるのがかわいい女性なら言うことはないのだけど、無論そんな訳にはいかないので、大抵はいつも独りである。
そんな私の数少ない「飲み屋帳」、ついでに「食い物屋帳」をチラ見せしていこうと思う。

私は堺市在住なもので、行くとしたら大抵なんば。
特に最近は「裏なんば」と呼ばれる地域も盛り上がってきていて、にわかになんばが再評価されつつある、なんて勝手に思っている。
なんばに広がる地下街の一角にあるビアスタンドが、今回ご紹介するお店。
「裏なんば」ちゃうやんって? 細けえこたいいんだよ。

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LACHEN(ラッヘン)とは、ドイツ語で「笑う」という意味。英語なら”laugh”。
店内はいわゆる「ビアホール」の典型的な作りになっており、大きなU字型のテーブルカウンターが敷地いっぱいに広がっている。
入り口に入って右に行くと「禁煙」、左に行くと「喫煙」と、分煙制でもある。

ビールの種類は

・ハートランド
・ハイネケン エクストラコールド(1パイント、1/2パイント)
・ギネス(1パイント、1/2パイント)
・ハーフ&ハーフ(ギネスとハイネケン)(1パイント、1/2パイント)
・パスペールエール
・キリン一番搾り

などなど。
今宵はハートランドからはじめてみる。

ハートランド

お品書きはほとんど300円から400円台の軽食ばかり。

まずは名物「ラッヘンソーセージ」。

ラッヘンソーセージ

適度にあふれる肉汁がたまらない。スパイスが効いている。添えられているピクルスとの相性が絶妙。

この店はしばしばメニューの入れ替えを行う。
黒カレー、ペンネ、秋になればカキフライといった感じで、「ビアスタンド」のイメージにこだわらない、多種多様ぶり。

店内で一番若手(であろう)男性店員がにこやかに話しかけてくる。
「よろしければ、本日のおすすめ、寒ブリのオイル煮はいかがですか?」
迷わずそれをチョイス。

寒ブリのオイル煮

持ってこられた時点でもまだオイルが煮立っていた。
とはいえ、全くしつこくない。寒ブリ自体の塩味とオイルのほのかな塩味がまざりあって、勢いで食べてしまえる。
さり気なく入っている唐辛子が隠し味になっているのもいい。

ここでふと店内に目をやる。

U字型の大きなテーブルカウンターの中に、黒い制服を着た店員がかいがいしく店内を回って、注文を聞いたり、ビールや料理を運んでいる。
そして女性が多い。この日は女性1人に男性2人だったが、全員女性の日もあるくらい。
接客は決して事務的ではないが、馴れ馴れしさはない、適度な距離感が心地よい。

さて手持ち無沙汰になったので第2ラウンド。
次はハイネケンのエクストラコールド。1/2パイントにした。

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元々ハイネケンは好きなビールだったが、ここラッヘンでエクストラコールドを呑むようになって、改めてその魅力、奥深さを再認識した次第。クセがなくて、飲みやすいけど、バドワイザーみたいに軽すぎることはない。

そうこうしている間に料理が届いた。
さてこれは何か、お分かりになるだろうか。クリームシチューではない。

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これは「洋風かす汁」なのである。
京都の酒造メーカー・佐々木酒造の酒粕とコンソメで作ったスープに、にんじん、じゃがいも、ウィンナーに厚切りベーコンと、ロールキャベツが入っている。
口当たりはコンソメのスパイスが効いているが、ふんわりと漂う独特の匂いと、徐々に身体の中でまぜっかえる熱気。ああ、まごうことなき「かす汁」だ。

そして、ポテトチップス。

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注文を受けてから揚げるので、あっつあつである。
スパイスは多分これもコンソメ。割と量もある。

この日の会計は2,600円弱。いやはや、大満足である。
因みにこのお店の経営企業は、立ち飲み屋をなんばを中心に多数運営している「赤垣屋」。道理でことごとく「アテ」が旨いはずである。

さてこんなステキなお店である「ラッヘン」だが、今年の4月9日(木)をもって閉店することが発表された。
といっても完全閉店ではなく、なんばエリアのどこかに移転して7月頃に新規開店予定とのこと。
この日も店員に移転先をそれとなく聞いてみたが、本当に候補地を検討中らしい。
何にせよ、7月が楽しみである。