プロジェクトA(原題:A計劃、英語題:Project A)


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ジャッキー・チェンの、言わずと知れた代表作。
日本で初めて公開された時、私は中学2年。生まれて初めて、親や家族以外と行った映画である。

はっきり言って、あらすじは取り立てて語るまでもない。というか、ジャッキーの映画に小難しい解釈をする人をあまり見たことがない。
いわゆる「好事家」を自認する人たちは、もしかしたら「何も考えずに楽しめるアクション大作」と評することにより、ジャッキーの映画をどこかで見下しているのではないだろうか。

ただ今年このBlu-rayを買って久々に見返してみると、勿論ジャッキーが本当に体を張った破格のアクションを存分に楽しめたのだが、それと同じぐらい、アクション以外の要素もなかなかどうして良く出来た作品であったと感じたのだった。

例えばあまりにも有名な、時計台落下シーン。

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高さ25mの時計台から、スタントを使わず本当に地面に落下するシーン(3テイク撮ったらしい)だが、これはアメリカの喜劇王:ハロルド・ロイドの代表作「要心無用(Safety Last)」からヒントを得ていたのだとか。
それだけでなく、この映画に散りばめられているコメディ要素は確かに、いわゆる「喜劇映画」のテイストを、素人ながら感じる。
ジャッキーはバスター・キートンの大ファンなのだという。なるほど、基本的に全部ハッピーエンドだし、ジャッキーが演じる主人公はみんなどこか間抜けでとぼけているけれど、総じてロマンティストだし、情熱家である。

そしてただ悪である海賊を倒すだけではない。
当初憎たらしい上官だったジャガー(ユン・ピョウ)と、悪に対する怒りを共有して和解し、邂逅するシーン。
上官である香港海軍の総督が海賊と癒着している構造に怒りをあらわにし、総督に食ってかかるシーン。
ありふれた構造ではあるが、香港映画、ジャッキーの映画としては当時新しく、その前の「酔拳」や「蛇拳」といったものからひとつ前に踏み込んだ作品だったのではないだろうか。

そういえばジャッキー、ユン・ピョウ、そしてサモ・ハン・キンポーという当時の「香港3大スター」が揃い踏みした作品としても当時話題を呼んだ。
ジャッキーは主役、ちょっと優男のユン・ピョウに加えて、太っていてどこかコミカルなサモハンという3人の対比は、幼心にすごく豪華に思えた記憶がある。

そんな3人の最近の様子を写した画像が話題になった。
確かユン・ピョウの息子さんの結婚式で撮られた写真だとか。

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歳月を感じる、なあ。