吉澤嘉代子から目を離すな(15) – 女優ツアー2019@NHK大阪ホール #吉澤嘉代子


アルバム「女優姉妹」を引っ提げてのホールツアー。
昨年末のみつあみクインテットツアーは仕事で行けなかったので、久しぶりのライブである。

ステージの壁中央に大きな八角形のネオンが備え付けてある。どうやら「鏡」という設定らしい。
この鏡と吉澤嘉代子との会話で進んでいくわけだが、いつもよりも「寸劇」テイストは少なめ、そしてお笑いの部分は殆どなし。新旧織り交ぜた楽曲をどんどん歌っていく。
「屋根裏獣」以前の楽曲はいずれも数段スケールアップしている。
「女優姉妹」からの楽曲は吉澤嘉代子の、曲への「入り込み方」がすごい。
NHK大阪ホールの素晴らしい音響とも相まって、彼女の声が物凄く響いた。

バックバンドは、基本的にオリジナル音源を忠実に再現しつつ、会場の「機能」を存分に活かす「色」を加えようと努めていたと感じた。
ギターは久しぶりの弓木英梨乃さん。最近ご自分のソロワークも始められたそうで。相変わらず可愛らしいルックスと歌声。「洋梨」は萌え死ぬ。なのにギター抱えると途端に凄腕。
あとキーボードで伊澤一葉さんもいた。相変わらずピアノの音色が素晴らしい。「地獄タクシー」で、やっぱりかと思ったら、やっぱりでした。

アンコールパート冒頭のMCで、吉澤嘉代子はNHK大阪ホールでのライブにプレッシャーを感じていたことを吐露した。
「大阪はライブで何度か来ているんですけど、最初ここ押さえるって聞いて、今までで一番大きな大阪のライブ会場ですよね、大丈夫かな……って思ったんですけど、何とか形になりました!」
彼女にしては珍しく歌詞が飛んだ時があったし、MCではしどろもどろになるのは「平常運転」なのだが、それがいつも以上だったのは、きっとそのプレッシャー故だったのかも。
観客の7割は女性だったのだが、そんな感じでじたばたする吉澤嘉代子を見て、「かわいい」という女性の声が雨後のたけのこのように湧いて来ていた。

次はフェスティバルホールでやって欲しいですね。全然やれると思うし。