EMPiRE NEXT EDiTiON TOUR 備忘録 – 儚さの中の美しさ #EMPiREIDOL


相変わらずEMPiRE(えんぱいあ)の動向を追い続ける日々がずっと続いている。
今夏は初めてのワンマンツアーが行われ、初日の仙台を除いては、福岡、名古屋、札幌、大阪、そしてファイナルの東京でのライブに足を運ぶことが出来た。
随分時間が経過しているが、自分の備忘録の意味で書き残しておくことにする。

大勢の人前でパフォーマンスなどやったことのない彼女たちの、初めてのワンマンライブがいきなり赤坂BLITZクラスの「ハコ」というのも冷静に考えると無茶だが、それでも彼女たちはひいひい言いながらも、課せられたタスクを「こなす」だけでなく、「自分たちにしか出せない何か」を見つけようと苦闘しているように見受けられる。
YUiNA EMPiRE(ゆいな・えんぱいあ)がBiSに移籍し、MAHO EMPiRE(まほ・えんぱいあ)とMiKiNA EMPiRE(みきな・えんぱいあ)が加わって新体制となったツアーは”NEXT EDiTiON TOUR”と銘打たれた。

当時の私のツイートを交えて書いていく。

・2018年7月21日(土) @福岡 DRUM SON

MAYU EMPiRE(まゆ・えんぱいあ)が顔をくしゃくしゃにして感情むき出しに歌い踊るのとは対照的に、YUKA EMPiRE(ゆか・えんぱいあ)は徹頭徹尾秘めた熱情を押し隠したクールなパフォーマンスに終始していた。個人的にこの二人は「EMPiREの二枚看板」になると思っているのだが、二人のスタンスの違いを面白いと感じつつ、YUKA EMPiRE推しの私としては少し焦れったくもあった。

・2018年7月29日(日) @名古屋 新栄Daytrive

100人程度の狭いキャパの「ハコ」だったが、だからこそ6人の表情も見えやすかった。
MAHO EMPiREのMCが感動的だった。変に目立たないようにして波が立たないぐらいがいいんじゃないかと思っていたが、ステージに立つ以上、自分を見て欲しいという気持ちを大事にしていきたい……「自分のことを喋ろうと思うと泣きそうになっちゃう」というMAHO EMPiREが、全身震えながらそんなことを必死に話していたっけ。

・2018年8月19日(日) @札幌 KLUB COUNTER ACTION

ライブハウス「KLUB COUNTER ACTION」は楽屋が客席後方にあるので、メンバーはステージに向かうのに客をかき分ける必要があって、自然と「花道」が出来ていたのが面白かった。
MCはYUKA EMPiRE。EMPiRE全般のこと、メンバー各々のことを考えて、「もっと自分たちをさらけ出せるようなライブをしたい」といったことを話していた。
終演後の特典会で直接本人にも言ったのだが、「じゃあ、自分のことはさらけ出してる?」という疑問が湧いたのだった。

・2018年8月26日(日) @大阪 LIVE SQUARE 2nd LINE

からふねの地元:大阪でのライブ。
MCはMiKiNA EMPiRE。私は何かに一生懸命になったことが今まであまりなかったけど、EMPiREという場所は私のわがままで汚していい場所ではないなと気づいた、まだまだ大したことは出来ないけど、これからの私の覚悟をどうか見ていてください……普段はふわふわ、飄々としている彼女の意志的な言葉が印象的だった。
そしてそのMCが終わった直後に、YUKA EMPiREが嬉しそうに何かを噛み締めている表情をしていたのを私は見逃さなかった。

・2018年9月4日(火) @東京 マイナビBLITZ赤坂

※「尻ペン」:EMPiREの楽曲「Buttocks Beat! Beat!」のこと。

※「旦那同盟」:正式名称「ゆーき旦那同盟」。YU-Ki EMPiRE(ゆーき・えんぱいあ)を推すグループの一つ。からふねの友人が多く在籍する。

5月に初ワンマンを行った頃に比べると格段に向上したライブパフォーマンス。
全国ツアーを通じてMAHO EMPiREとMiKiNA EMPiREもすっかりメンバーとして溶け込んだといえよう。

最後のYUKA EMPiREのMC。
(StoryWriterのこの記事より抜粋させていただきました)

私たちがEMPiREとして活動をはじめてから、約1年が経ちました。5月1日のここBLITZで、YUiNA EMPiREがBiS2ndに完全移籍し、MAHOとMiKiNAが加入しました。当時の私はこの6人がEMPiREでよかったのかずっと考えていました。これでよかったと自分に言い聞かせてステージに立っていたときもありました。でも今はこの6人に自信があります。6人でいろんな壁を乗り越えていく中で、メンバーが教えてくれました。だからいま私はこの6人がEMPiREだと胸を張って言うことができます。
私たちがいるこのアイドルという世界は、いくら時間をかけて大切に作ってきたものでも一瞬で壊れてしまうことがあるほど、残酷な世界だと私は思っています。私たちが今日この瞬間まで作り上げてきたものもいつか一瞬で壊れてしまうことがあるかもしれません。でもその一瞬の儚さの中に美しさがあるということを私は1年間で知りました。それを人生をかけてみなさんに伝えたいです。だから私たちはここにいます。私たちの歌がみなさん1人1人の心の中に何か残せたらいいなと思って毎日歌っています。私たち6人の進化は止まりません。これからも6人のEMPiREをずっと見守っていてください。

多分普通のグループが数年かけて辿る成長の軌道を、EMPiREは数ヶ月でやり遂げようとしているのだろうし、事実やり遂げたと思う。
けど、まだ道の途中。「一瞬の儚さの中の美しさ」を、世間に広く知らしめるにはもう少し時間が必要だろう。
アイドルブームは完全に下火になり、解散するグループが続出する昨今、EMPiREが一体どこまで行けるかは正直分からない。
ただ、この日のYUKA EMPiREのMCを聞いて、もう少しEMPiREを見てみたくなった。どんな「美しさ」を見せてくれるか、見届けたくなったのだった。

だから終演後にYUKA EMPiREにこう伝えた。
「あまり他人に褒められたことがない」という彼女は少し戸惑っていたけれど。

本業が多忙になって2018年はもうEMPiREのライブに行けないけど、来年また日本あちこち飛び回ってみるつもりだ。